文章問題のみが100問掲載されているドリルです。受験を意識した問題集ですので、学校のテストで100点を目指すために使うドリルとしてはお勧めできません。
【前提として】ひらがなが苦労しないで読める事、1年生で習う漢字は(フリガナがありますが)読める事が前提になっています。自力でひらがなを読んで、内容を理解し設問に対して答えを書く必要がありますので、ある程度、書く・読むができる必要があります。それが出来るようになってから取り組みましょう。
【構成】物語文、説明文、生活文、詩、記録文、などで内容によって単元に分けられており、各単元毎に、標準問題3回分、ハイレベル問題2回分、最レべ問題1回分が収録されています。標準問題、ハイレべ問題は、1回1ページで、最レべ問題は2ページで構成されています。標準問題1回目は大問2問で構成されており、1つの文章が非常に短いです。それ以外は、最レべ以外文章半ページ分。設問半ページ分の構成です。最レべは問題文1ページ、設問1ページ構成です。
【難易度】標準問題は、小学校のテストプリントと同レベルだと思います。文章としての難しさは、各レベルでそこまで難しい印象はありません。時間内に解くという事を意識して解くとよいと思います。ただし最レべの文章は1ページ分と長いため、同じ難易度であっても、問題文の長さから答えを選び出す力が要求されます。そういう意味での最レべかなと思っています。
【特徴】基本的な回答方法が繰り返し出題されるので、導入としては使いやすい一冊かと思います。1冊やればそれなりに、問題に取り組む方法はなれるかと思います。ただ、回答に至る方法などは、回答書にはほぼ書いていないので、親がやり方を自分で考えて教える必要があります。いわゆる、文章からキーとなる単語を抜き出して自分の言葉で説明するという設問はほぼありません。
【取り組み方】わが子は、夏以降に時間のある時に進めていきました。ひらがな・カタカナの読み書き、1年の漢字も一通り終わり、更に1学期に学研の長文読解を終了した後でしたが、問題の回答方法に当初戸惑っていたようです。30問以上やり続けたところ、慣れて回答できるようになったので、確かに100問やればそれなりに慣れると思います。目安時間が書いてありますが、ある程度慣れていれば、規定時間以内に解ききれる問題のようです。苦手な文以外は、6割~7割の時間で解ききっていました。