学研が出している基礎的な問題集。1日1枚練習できるように。という目的で作られています。2020年の学習指導要綱の改定に伴い、リニューアルを行っています。学習指導要綱変更による内容の改定以外の主な変更点は、フルカラーになったことです。親としてはカラーでもモノクロでも2色釣りでも中身が変わらなければ一緒じゃないかと思うのですが、子供にとっては全く異なるらしく、とてもつかみが良かったです。問題のレベルは学校の教科書レベルなので、基礎中の基礎です。我が家では、初めの学習に使用しています。全部で国語の分野では、6種類出ています。
【ひらがな・カタカナ】ひらがなとカタカナの練習問題集です。1枚で3文字から5文字の練習を行います。1文字あたりの練習量は3回程度書くだけなので多くはありません。この問題集だけで定着できるかと言われると、厳しいかなという印象がありますが、他の問題集をもう1回くらい行えば、そこそこの定着をはかることができます。
【かん字・もっとかん字】漢字の練習用ドリルです。「かん字」は漢字の練習を行うもので、1枚で4文字、3~4回位書く練習をし、その後問題形式の練習問題が10問程度あります。「もっとかん字」は、練習問題形式の問題集です。3回か4回の書き練習では練習量として足りませんが、一通り漢字を練習という意味では、量も多くないので適度で良いと思います。
【文章読解・もっと文章読解】文章読解は、1ページで文章・出題が書かれています。B5サイズの問題集なので、文章量は少なく問題も2問程度しかありません。各ページの上段に文章。下段に問題という配置になっています。問題自体は基礎中の基礎なので、そこまで難しいことはありませんが、書く場所が小さいため文字を小さく書けない段階で取り組むと、書く事が大変なようです。
【ことばのきまり】文章のきまり(ようは、「~は」「~を」など)とことばのきまり(ものの数の単位など)、ひらがなカタカナの書き練習などが載っています。「ひらがな・かたかな」のドリルの後このドリルを行うと、ひらがな・カタカナの練習を2巡することができます。
【注意点】1日1枚をストレスなく行う事が出来る分量になっていますので、定着がこの問題集でできるわけではないと思って取り組む必要があります。そのため、その後定着練習が必須です。各問題集の最後の数ページは、まとめの問題になっているので、初めての取り組みの場合には、定着が出来ているわけではないので、取り組みが難しい可能性があります。その部分だけ取っておいて、定着がはかれたと思ったタイミングで取り組むのも手かと思います。個人的に、一通り広く浅くさらうという点で考えると、適度な量で非常に使い勝手が良いです。流石大手の問題集だと個人的に思っています。
【我が家の取り組み】コロナの休校中に1日1枚練習しました。「ひらがな・カタカナ」が終了後、「かん字」+「ことばのきまり」を行いました。文章問題は、1日半ページを少しづつ行いました。(それでも8月までに1冊終了しています)