ハイレべ100・かんじ
ハイレべシリーズの漢字版。漢字の練習用の定番問題集として有名な一冊。
【構成】1単元4文字づつ練習していく構成になっています。漢字の書き練習、漢字の読みのみの問題。漢字の書きの問題。最レべ問題。の4段階構成で、12文字毎にまとめのテストが入っています。初めの数単元分は、ひらがなとカタカナの練習項目が入っています。
【難易度】ひらがな・カタカナ・漢字の書く練習ページがあるので、子供によっては初見で練習から入ることも可能な構成になっています。読み問題。書き問題とも、標準問題とハイレベル問題に分かれており、標準問題は小学校で扱う読み熟語が入っていますが、ハイレベル問題は現時点で小学校では扱わない可能性が高いのではないかと思います。なお、ハイレべと最レべの難易度差はあまりなさそうです。
【注意点】書き込むことを考えると、1年生はじめの段階で書くには、枠の大きさが小さく、ある程度文字を書くことに慣れていないと直接書いて練習するには、「書く」という行為自体にストレスがかかる可能性が高いです。また、漢字の書きの練習は10回程度しかしませんので、よっぽど記憶力のあるお子さん以外は、初見で取り組むには難易度が高くなってしまう可能性もあると思います。ただし、大人目線で見ると、一般的に読み書きできるべき熟語がならんでいます。そういう意味では最終的にすべて押さえておきたいと思わせる内容です。
1回簡単な漢字ドリルである程度の定着を図った後、ハイレべ以上の熟語・読みの経験・定着目的で使うのがお勧めです。
【わが子の取り組み】わが子は、学研の漢字・公文の漢字・チャレンジタッチの漢字をやってから、この問題集を行っています。全体を通して、定着が甘い、熟語や読みのバリエーションが多い漢字で、知らない熟語がいくつか出てきて回答できない事があります。それ以外は特に問題なく取り組んでいます。逆に言うと、上記問題集では扱わない問題があるという事です。その差分を埋めるための問題集という位置づけになりますので、余力がある場合に使った方が良いかもしれません。